ゴルフ場やサッカー場などで1年中芝生が緑色をしているのを見て疑問に思われた方もいらっしゃるかと思います。
コウライシバ(日本芝、夏芝)は冬になると地上部が茶色く枯れて行きます。
来年の春には新たに新芽を展開し緑色になるのですが、だいたい11月後半頃〜4月後半頃までは茶色くカサカサした状態が続きあまり見た目が良くありません。(日本庭園などでは茶色く冬枯れした芝生は綺麗に写りますね)
・芝の冬枯れ 3月頃
そこで、1年中緑の芝生をキープしたい!という方にはウインターオーバーシーディングという方法があります。
秋頃に冬枯れし始めたコウライシバ(日本芝、夏芝)の上から西洋芝(冬芝)の種子を撒き発芽させます。
来年の夏頃には元のコウライシバに戻す為、強制的に短く刈り込む作業が必要となり、少々手間がかかりますが見た目は綺麗な状態を保てます。
あまり手間をかけたくないという方には混植芝といってコウライシバと西洋芝を共存させる方法もあります。
強制的に短く刈り込む作業などは行わず、春終わり頃には西洋芝→高麗芝、秋頃には高麗芝→西洋芝へ自然に切り替わらせるのが混植芝です。
ウインターオーバーシーディングに比べ冬場の緑の割合は落ちますが、手間をかけずに緑の芝を楽しめます!
・混植芝 12月中旬撮影
種子の撒き方や管理方法について、また今度お話しようと思います。
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